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那須野が原博物館
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館長挨拶Greeting

館長挨拶

館長からのメッセージ

■ 館長からのメッセージ

     那須野が原博物館へようこそ
  那須野が原博物館は、平成16年の開館から今年で20周年を迎えます。昨年度には常設展示リニューアル工事を実施し、令和6年4月15日の「開こん記念日」に開館20周年事業として常設展示をリニューアルオープンします。新しくなった展示をご覧いただき、那須野が原を理解していただければ幸いです。
  当館は、総合博物館として自然系4分野(地学・植物・動物・菌類)と人文系5分野(歴史・考古・民俗・美術・文学)を対象としています。より広い分野を持つことで、市民生活の「根っこ」となる自然・文化の資料を収集しています。現在、約96,000点を超える資料を有しています。これを「地域遺産」と位置づけ、後世に伝える使命を持って活動を行っています。
  今年で21年目を迎える当館では、博物館のより良い姿を求め、これからの博物館の在り方を構築する上からも、平成24年度よりいち早く「博物館評価」を導入しました。令和4年度は、「使命と方針」「中期目標」の設定、評価シート内容の検討を行い、博物館協議会においても協議を重ねてきました。今年度は第3次中期計画(目標)の年にあたりますが、引き続き「市民との協働」で、博物館の活動において、市民との協働のより良いあり方を、追い続けて行きます。
  令和6年度の企画展は、高橋由一の描いた《三県道路完成記念帖》と《鑿道八景》を紹介する「高橋由一・新道を描く」を開催し、その後、絶滅危惧種と外来種の現状を伝える企画展「メッセージ-絶滅危惧種と外来種の現在-」、那須野が原開拓に大きな原動力となった松方正義を紹介する特別展「松方正義と那須野が原」、そして、様々な貝とその生態を紹介する「きれいな貝のふしぎな話」を開催いたします。内容的にも充実し、楽しみながら見学できるよう工夫を凝らした展示で、ご堪能いただけるものと思います。近年、美術作品を見たいとの声が多く、そういった声に答えるべく、平成30年度からなはくアートスポットのコーナーを設け、定期的に現代美術を中心とした美術作品を展示しております。ごゆっくり鑑賞していただければ幸いです。
  教室講座につきましては、一般・子ども・親子を対象としたメニューを揃えています。那須文化セミナーは、考古の分野を取り上げ5回の開催を予定しています。特に、子どもたちには体験・観察を重視した内容とし、実体験型活動を目指しています。化石発掘隊、カエル観察会、土器づくり教室、親子昆虫教室、夏休み科学教室、きのこ観察会の開催を予定しています。多くの参加申し込みがあり、好評を得ています。
  また、近年多くの親子の皆さんに人気のある親子体験チャレンジですが、今年度も事前予約制とさせていただき、回数を増やし15回の実施を予定しております。さらに、美術の教室として、美術作家と交流を図りながら美術に対する理解を深める、なはくアートプロジェクトを開催します。今年は3回の実施を予定し、美術作家と一緒に作品作りもできますので、ぜひご参加ください。
  博学連携事業において、令和6年度の学校の博物館利用は、小学3年生の昔の道具については、家電の体験を取り入れたメニューをご用意しています。小学4年生の開拓の学習については、今までと同様の開拓の苦労を体験するメニューとなっております。当館では学校支援ボランティア「石ぐら会」が、黒磯郷土館では「いろりの会」が、より良い学習のために精力的に子どもたちをサポートしています。ぜひ、ご来館ください。
  多くの方に親しまれる博物館をめざし、事業に取り組んでまいりますので、今後とも、よろしくお願い申し上げます。
  那須野が原博物館の事業は、このホームページで逐次お知らせしてまいります。