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那須野が原博物館
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過去の展示Past Exhibition

平成18年度開催の展示

春節の祈り 中国・年画と紙馬の世界

企画展

春節の祈り 中国・年画と紙馬の世界

平成19年2月10日(土)~平成19年4月15日(日)

日本でも珍しい年画・紙馬の展覧会

このたびの展覧会は、美術作品としての側面を持ちながら、年中行事や民間信仰として日本との関わりを持つ年画と紙馬を取り上げました。
 年画は、中国において春節を迎えるにあたり飾られるもので、庶民の願いや祈りが込められています。一方、紙馬は神馬とも甲馬子とも呼ばれ、漢族の祈りの象徴として存在し、現在でも雲南省の各地で信仰されています。こうした中国の民間信仰は、日本の民間信仰とも通じるものがあります。
 このたびは、調査により収集しました、中国14か所の主要な年画及びベトナムのドンホー年画約160点を展示しました。また紙馬については、雲南地方にスポットをあて、14地区の紙馬約360点を紹介しました。
 このような展示は全国でも珍しく、遠方からわざわざ見に来られた方もおり、好評のうちに終了することができました。また紙馬の木版摺り体験では、大人の方も楽しんでいました。

記念講演会

「年画の歴史と技法」

平成19年2月17日(土)午後1時30分~

町田市立国際版画美術館 河 野 実 氏


「雲南の民間信仰と甲馬子」

平成19年3月3日(土)午後1時30分~

東京理科大学理工学部 川野 明正 氏

標本は語る-那須野のチョウ- くらしの民具・衣

企画展

標本は語る-那須野のチョウ- くらしの民具・衣

平成18年11月18日(土) ~平成19年2月4日(日)

チョウコレクションを一挙公開!!
昔のなつかしい着物を展示!!

このたびのテーマ展は、「標本は語る-那須野のチョウ-」と「くらしの民具・衣」を同時開催いたしました。
 「標本は語る-那須野のチョウ-」では、30年以上にわたって那須野が原を中心に収集されたチョウ類コレクションを公開しました。色とりどりのチョウを展示、絶滅してしまった種や絶滅危惧種の貴重なチョウも展示しました。チョウの数や種類の多さに感動した観覧者、美しいチョウに見入った人もいました。
 「くらしの民具・衣」は、くらしの民具シリーズ第3弾として開催し、今回は衣服を中心に展示しました。晴れ着や農作業着の「ヤマッキ」・印半てん・消防服、衣に関する火のし・たらい・張り板などの民具も併せて展示しました。昔のくらしをかいま見られ、かつて使ったことのある方などは懐かしがっていました。

竹の創造-近代竹工芸の系譜と那須-

特別展

竹の創造-近代竹工芸の系譜と那須-

平成18年9月16日(土) ~平成18年11月12日(日)

人間国宝5氏の作品を含む59点を一堂に公開!

このたびの特別展では、日本の竹工芸の歴史と広がりを回顧し、那須の竹工芸を日本という土壌の中で位置づけを行いました。
 重要無形文化財保持者(人間国宝)生野祥雲斎・二代前田竹房斎・飯塚小カン斎・五世早川尚古斎・勝城蒼鳳の作品19点を含む59点を、前期・後期にわけて展示しました。
 展示においては、近現代の作家13名の作品を通して近代竹工芸の系譜を綴り、那須においては八木澤啓造・柳下昌峰・勝城蒼鳳・藤沼昇の4氏の作品を一堂に展示しました。
 日本では20年ぶりとなる非常に見ごたえのある展覧会となり、多くの方々に満足していただけました。

特別展講座

「日本の竹工芸の系譜」

平成18年9月23日(土)13:30~15:30

講 師 諸山正則 氏(東京国立近代美術館)


「飯塚ロウカン斎と栃木」

平成18年10月7日(土)13:30~15:30

講 師 青木 宏 氏(栃木県立美術館)


「那須の竹工芸を語る」

平成18年10月21日(土)13:30~15:30

講 師 柳下昌峰氏・勝城蒼鳳氏(竹工芸家)

感じて!化石の息吹き

県移動博

感じて!化石の息吹き

平成18年7月15日(土) ~平成18年8月27日(日)

太古の世界にタイムスリップ

このたびは、栃木県立博物館が所蔵する化石を、時系列に沿って多数展示しました。
 ギャラリーには6メートルの肉食恐竜ディロホザウルスを展示、多くの方が記念撮影をしていました。企画展示室には、巨大トンボメガネウラ、生きた化石シーラカンス、海の支配者イクチオサウルス、天井には翼竜アンハングエラなどが展示されました。
 また、化石のレプリカ作りコーナーでは、アンモナイトや三葉虫のレプリカ作りが体験でき、多くの子供たちでにぎわいました。折り紙コーナーでは、親子で熱心に恐竜の折り紙を折る姿が見られました。

記念講演会

「化石のふしぎABC」

平成18年7月22日(土)13:30~15:30

講 師 青島 睦治 氏(県立博物館学芸部長)

地図をひもとく -日光・塩原・那須の絵図と地図-

県移動博

地図をひもとく -日光・塩原・那須の絵図と地図-

平成18年6月3日(土) ~平成18年7月9日(日)

絵図や地図にかくれた多くの情報

このたびは、栃木県立博物館が所蔵する日光・ 塩原・那須の絵図と地図40点と当館が所蔵する「温泉記」等の資料4点を展示しました。
 絵図や地図は、古文書等とともに歴史を解明する際の重要な資料となっており、目的に応じて多方面で活用されてます。今回の展示では、絵図に隠された、さまざまな情報の一端をかいま見ることができました。
 ★展示で一番古い絵図:承応2年(1653)の「下野国日光山之図」
 ★展示で一番大きい絵図:縦203cm、横271cmの「日光山大絵図」
 また、絵図を刷った版木や江戸時代に日光の絵図を独占販売していた版元の看板など、絵図に関係する珍しい資料も展示いたしました。

記念講演会

「まちの面影-地図を読み解く-」

平成18年6月17日(土)13:30~15:30

講 師 石川 誠 氏(県立博物館特別研究員)

高橋由一近代を描く・栃木

企画展

高橋由一近代を描く・栃木

平成18年4月22日(土) ~平成18年5月28日(日)

栃木県新道写真60点一挙公開!!

このたびの展覧会は、高橋由一が三島通庸の依頼により描いた作品のうち栃木の部について、石版画下絵・石版画・油彩画、そして写真を展示しました。
 由一は、近代洋画の祖といわれ、後年において三島とのかかわりの中で、後期風景画を構築します。その基礎となる作品から油彩画に至るまで、多くの作品を当那須野が原博物館が所蔵しています。
 その中から今回は、「栃木」にスポットを当てて展示しました。併せて60点からなる「栃木県道路写真」を一挙公開しました。
 由一の作品の中で、写真の存在は大きなものがあり、対比してご覧いただくとともに、写真自体も明治17年当時の栃木県を映し出しており、貴重な記録写真でもあります。